高校生編

行きつけのラーメン屋

さて、今回は中学生と高校生時代についてのお話です。

 

中学生の時の私は、可もなく不可もない普通の中学生でした。

 

 

って言いたいところなんですが、そんなに良いとも言えません。

 

一応部活はしていましたが、引退してからは学校もたまにサボるようになって

友達と遊んだりしてました。

 

 

確かあの時は中学2年生の時だったかな。

時系列がぐっちゃぐちゃですが笑

 

近所に公園があったんですよね。

土日でした。

 

私を含め友達と4人でブラブラと歩いてました。

部活は運動部だったんですが、普通って土日って部活の練習ですよね?

でも、そんな真面目に部活をしているわけでもないので普通に休んでました。

 

会社員だって土日休みだったりするでしょ?

それと一緒ですよ。

 

 

それで、とあるラーメン屋があったんですよね。

近所なのに、そこにラーメン屋があったなんで気が付かなかったレベルで。

 

ふと友達の1人が言いました。

「じゃ、腹減ったからここのラーメン屋でお昼ってことで」

 

 

 

え、

ここ入るの!?!?

 

一見さんがいかにも入りづらそうなこのラーメン屋!?

まっじで!?

 

ってしかもなんで俺先頭なの?笑

とまぁそういうことは置いといて、店内に入りました。

 

中はいかにも、古くからやってるラーメン屋っぽかったです。

早速ラーメンを注文しました。

 

 

ずるるるるるる。

 

普通に美味いです。

ラーメンにバター入ってるんですよね。

 

見事にラーメンを食べ終えました。

 

「食後の1服したいんだけど」

 

友達の1人が言いました。

 

まぁ未成年の喫煙は当然ダメですよね。

ダメなんですよ。

 

ダメだよ絶対に。

当時は、そんなことお構いなしでした。

 

でも、公共の場で堂々とタバコを吸うなんてことはしたことがなかったので、友達と「あぁ・・・ヤニ切れだ・・・」とかわけわかんない事言ってました。

 

なんだよヤニ切れって、今考えたら意味わかんねーよ。

そうこうしてたら、ラーメン屋のおばちゃんが

 

「はい、灰皿」

 

灰皿出してきました。

 

って僕たち中学生なんですけどおおおぉぉおおおお

 

と、当時の私にツッコみたいですがそんなの関係なくみんな一斉に吸い出しました。

そこから、このラーメン屋は溜まり場になりました。

 

 

学校サボってはラーメン屋

学校終わってはラーメン屋

休みの日もラーメン屋

 

もちろん、このラーメン屋は口コミで他の人にも知れ渡ります。

 

「タバコが吸えるラーメン屋」

 

って。

ラーメン屋でタバコが吸えるって、当時は何の物珍しさもなかったと思いますが

いかんせん中学生ですからね。

 

私たちにとっては、すごく居心地の良い場所でした。

 

となると必然的にラーメン屋の店員とも仲良くなります。

働いている人は

 

おじちゃん

おばちゃん

 

 

以上でした。

夫婦経営なんですよね。

何歳くらいだったんだろう。

 

ほぼ毎日ラーメン屋に行きました。

 

学校サボった日は、友達と

「タバコの煙で輪っか作れる?」

とかやったり。

 

1時間でどれだけ吸えるかをやってみたり。

ラーメン屋に置いてあるマンガ全部読んだり。

 

居心地が良いレベルを超えて、ラーメン屋に寄生してますよね。

おそらく、おじちゃんとおばちゃんにはかなり迷惑かけたと思います。

 

パトカーが来たりしてましたからね。

まぁその話は別の機械に。

 

で、中学も卒業して高校生になりました。

私が通った高校は、中学の仲の良い友達とは別の学校に行ったのでラーメン屋に行く機会が減りました。

高校での新しい友達も出来ましたし、彼女も出来ましたし。

 

高校生の時だったか、大学へ進学した時だったか忘れたんですけど

中学の仲の良い友達からメールが来ました。

 

当時はもちろんLINEなんてないですから、連絡手段は基本メールです。

 

友達:「元気?」

 

こんな感じの文章だったと思います。

 

もたろう:「久しぶり、どうしたの?」

 

今でこそLINEでポンポンポンポン連絡できますが、メールはタイムラグがありますからね。

 

友達:「昔よく行ってたラーメン屋覚えてる?あそこの」

 

もたろう:「え、もちろん笑あそこでしょ?また行く??ってか行ってるの最近?」

 

友達:「あそこのおじちゃん亡くなったんだって」

 

 

 

 

っえ・・・・???

唐突すぎないかいおい。

 

 

その連絡が来てから、友達と日程合わせてラーメン屋へ向かいました。

私の中でまだ8割くらい冗談だと思ったんですよね。

 

4月1日じゃないけど、エイプリルフールの練習か??みたいな感じに思ってました。

 

ラーメン屋についたら、おじちゃんの写真が置かれた仏壇が置いてありました。

その瞬間に、おじちゃんが亡くなったんだと実感しました。

 

基本的に接客はおばちゃんがやってて、ラーメンを作ったり配達するのがおじちゃんの役割でした。

正直おじちゃんと喋ってる時、何言ってるのかわからない時があったけど話す内容は面白かったです。

 

おばちゃんと話して、友達と別れたあと家に着いた私は思いました。

「人間って、あっけなく死ぬんだな」

って。

 

 

 

それから、ラーメン屋が開店する事はありませんでした。

 

 

 

今では、ラーメン屋があった所に家が建っています。

もちろん、おばちゃんの家ではないです。

 

私も引っ越したりで、なかなかそのラーメン屋の前を通る事はありません。

 

ですが、この前たまたま元ラーメン屋の前を通りました。

新しく建った家はとても綺麗で、家族仲良く暮らしていそうな感じでした。

 

いろんな思い出が蘇ります。

 

おばちゃんとパチンコの話で盛り上がった事

パチンコ屋で偶然おばちゃんに会った事

夜中ラーメン屋が閉まってて公園でたむろしてたら警察が来た事

床屋代浮かそうとしておばちゃんに髪切ってもらった事

おじちゃんの昔話のこと

日によってラーメンの質が落ちてたこと

 

 

もうそこにはラーメン屋の姿はありません。

私の中の思い出の1ページとして、心の中に閉まってあります。