私は今まで趣味というものがない。
幼少時代には色んな習い事をしたが、
・サッカー
・野球
・絵
・ピアノ
・水泳
・塾
・家庭教師
・少林寺拳法
など、私の記憶で覚えている限りでこれくらい。
唯一長く続いたのでピアノ。
3歳~12歳くらいまで習った。
それも中学生に入ったら部活動で忙しくなり、結局辞めた。
今ではピアノは何も弾けない。
もちろん楽譜は少しは読めるが、基本的に楽譜を読んで弾くのではなく暗譜してから弾くので練習しなきゃ何にも弾けない。
幼少時代に練習した曲も、今では1フレーズを弾けるかどうか。
最後にピアノ教室で弾いた曲は、坂本龍一の「energy flow」だった気がする。
その習い事も、親が言うには、
「自分からやりたいって言ったから習わせた」
と言うが、私からしたらそんな言った覚えはなく、ただ少し興味があっただけで実際には習いたいという気持ちではなかったのかもしれない。
とにかく全ての習い事において、現在までやっている事は無い。
それが無駄になったかどうかは分からないが・・・。
さて。
そんな私が「趣味」に対して何か言えることがあるかといったら、些か疑問ではあるが、これをきっかけに自分の中の趣味について少し掘り下げてみようと思う。
就職活動や転職活動で必ず行うのが「面接」だと思う。
その際に高確率で聞かれるのが、
「趣味は何かありますか?」
という質問。
もちろん、転職活動での面接の場合は即戦力が求められる為、趣味を聞かない面接官も多数存在している。
が、新卒の場合、職歴もなければ社会人経験もない為、他の学生と比べる為にも質問の一環として「趣味」について聞くのはセオリーだと思う。
解答例としては
・料理作り
・ランニング
・読書
・音楽
・映画鑑賞
などが好印象となるらしい。
ちなみに
・ネットサーフィン
・ニコニコ動画
・アニメ観賞
・ギャンブル
などは印象が下がるらしい。
(面接官次第だと思うが)
だが、私が思う一番良くない回答は「趣味がない事」だと思う。
実は仕事柄、たまに面接官としても仕事をしなきゃならない時があり、この「趣味は何ですか?」という質問をするのだが、それに対して
「趣味、う~~~ん」
っと止まってしまう人が何名かいた。
もちろんその人は不採用。
ちなみに私が何故「趣味は何ですか?」という質問をするかというと、その人の内面性が比較的見やすいからである。
どれだけスキルがあって、素晴らしい資格があったとしても、私の中で重要視しているのは「人としてのコミュニケーション」である。
もちろん、他の質問でも内面性を知ることが出来るかもしれないが、真面目な質問をした後にふと趣味の質問をすると、その人の表情や目線、動作や顔の表情が見えてわりと分かりやすい。
っと思うのは私だけかもしれないが。
かくいう私も、趣味と呼べるものが無い。
第三者目線から見て「それ趣味でしょ」と思える事はあるかもしれないが、そのこと自信私が趣味と認識しているのか。
おそらくズレが生じていると思う。
そのくらい私は趣味という言葉に対して、どう思っ
もたろう:「今バスに座ってるんだけど、隣にめっちゃ髪がきれいで服装もめっちゃ綺麗な子が座ったわ~」
もたろう:「いやーこの子本当にきれいだな、さすがに顔を見たら目が合って変質者に思われるから顔は見れないんだけど」
もたろう:「それにしてもかわいいなー、ってことはだよ。」
もたろう:「つまりだ、この後バスを降りる時にこの隣に座った子が定期入れをイスに落としちゃって、それに気づいた俺が」
もたろう:「そこのお姉さん、これ落としましたよ」
もたろう:「ってなって、その子が恥ずかしそうに「ありがとうございます///」とか言っちゃって?」
もたろう:「まぁ話しちゃったわけだから顔が見えちゃうわけで、そしたらんまあああかわいい子で、そりゃもうかわいすぎて鼻血出そうなくらいで、ってか今時鼻血かよって。」
もたろう:「そこからだよ、その子と同じバス停で降りて同じ方向に歩きだして、いや俺はストーカーじゃないんだけど、同じ方向にたまたま行ってるだけで別に用事があったんだけど、でも時間があったからどこかで時間潰そうと思ってカフェに行こうと思って、んで俺がカフェに入ろうとしたらその子も同じカフェに入って」
もたろう:「んでだよ?俺の前に注文してたんだけど俺が頼みたいメニューと同じの頼んでて、もうこれは運命でしょとか思っちゃって思わず」
もたろう:「同じもの二つ、お会計は一緒で」
もたろう:「とかイケメンっぷりを発揮しちゃって?んでその子に「え、あ、さっきの・・・ってお会計一緒って・・・」とか不信感を抱かせちゃうんだけど、そこは」
もたろう:「もしよかったら、一緒に飲みませんか?」
もたろう:「とか現代のイケメンでも言わなそうなクッソなセリフを言ったにもかかわらず、その子はとんでもなく可愛いから「じゃあ・・・ちょっとだけ///」とか照れながら言っちゃって、んまぁかわいいんだから」
もたろう:「んで、何も話すネタとかないんだけど二人はプリキュア!じゃなかった、二人は運命共同体みたいな感じに運命を感じちゃって、なんか見つめあっちゃって時間があっという間に経って彼女のケータイのアラームが鳴って「あ・・・そろそろ時間・・・。」とか言っちゃって」
もたろう:「んで俺が引き留めるわけよ」
もたろう:「良かったら今晩一緒にご飯でもどうですか?」
もたろう:「って言っちゃって!今カフェで飲んでるのにね!!バカじゃんバカ!でもその子めっちゃかわいいから「あ・・・じゃあ・・・是非・・・///」とか言っちゃって、もうほんとかわいいなこの子」
もたろう:「そんで、俺も仕事があったからあえてお互いの連絡先を交換しないで待ち合わせ場所決めて、いやあえてだよ?LINEとか交換すると面白くないじゃん?来るか来ないかってのが楽しいんでしょー」
もたろう:「それで仕事が終わって待ち合わせ場所に行くんだけど、実は俺の仕事が終わるのが遅れちゃって、待ち合わせの時間より1時間遅れちゃって」
もたろう:「それなのにだよ????それなのにその子は待っててくれて、こんな寒い12月なのにだよ???外で!!しかも雪降ってるのにだよ???傘はさしてたけど」
もたろう:「もうかわいいよねーほんと、ってか申し訳なくなってご飯全部奢ったよね。そりゃ奢るよね。え?何食べたかって?そりゃあ寒い時は鍋でしょ!え?今日会ったのにいきなり鍋?ムードないって?確かにそうかもしれん」
もたろう:「でもさーカフェで見つめ合ってたんだよ?別に良くね?もう二人はプリキュアじゃん!え、マックスハートがいいって?なんでもいいんだよそんなことは」
もたろう:「とりあえず冷え切った体を温めてだね、その子に本気で悪いと思ったし。そんでご飯が終わって帰ろうってなったんだけどさ、でもさーやっぱり感じちゃうんだろうね。そんでその子が言うわけ」
「なんか・・・・今日は・・・・帰りたくないです・・・・。」
もたろう:「って!!わかる???わかるでしょこれ??いや分かれよ!!あ、俺だけ?まぁいいや、そしたら男としても取るべき行動は寝床確保なわけでしょ?でもその前に抱きしめるわけよ、雪が降っている外の12月で」
もたろう:「そして二人は相合傘をさし、手をつなぎながら夜の街に消えていくわけね」
もたろう:「はい以上!!」
・・・・・ん???
つまりこれが私の趣味。
「妄想」
である。
(実際にどんな妄想するのって言われるとドン引きされるから、ここだけの話)
※ちなみにこれはまだ軽いほうの
3000文字チャレンジではこんな記事も書いています。
コチラも是非一読を!