3000文字チャレンジ

バラバラ死体ときもだめし「3000文字チャレンジお題【階段】」

3000文字チャレンジについてはコチラです。

別に階段と会談をかけているわけでもなく、実際にあった話。

あれは私が中学校何年生かくらいの、夏の季節だった。

 

当時仲の良かった同級生と

「夏休みだし、きもだめしでもやろーぜ」

という話になり、急遽きもだめしをやることになった。

 

それまで私は「きもだめし」というものをやったことがなかったので、どういう感じにやるのだろうと疑問に思ったのだが
そんなことはどうでもよく、当時のノリで

「やろう!やろう!」

と全員が言った。

 

きもだめしとは言葉通り、肝を試すということなのだろう。

つまり自分の強さがどのくらいあるのかを図る行事みたいなものではないだろうか。

当時の私は幽霊などの心霊現象やオカルトなどは微塵も信じておらず

「幽霊??は??いるわけないでしょ?」

と一点張りだった。

 

今でこそ幽霊や異世界人、超能力者を追い求めて

「ただの人間には興味ありません!」

と某アニメである「涼宮ハルヒの憂鬱」の主人公である涼宮ハルヒばりに何かの超常現象に期待しながら生きている。

だが実際に超能力者に合ったこともなければ、異世界人や未来人といった摩訶不思議アドベンチャーなイベントは一向に起きない。

つかもうぜドラゴンボールと歌っているが、一向に私の夢はつかめないのだろう。

 

「涼宮ハルヒの憂鬱」の場合は、実は主人公が知らないだけで実際に宇宙人や未来人、超能力者と会っているという設定だが

もしかしたら私も既に会っているのかもしれない。

 

そういった情報があったら、是非コメントを書いてほしい。

 

さて、夏休みの時期にきもだめしをやることになり、日が落ちるのも長くなったな~と思いながらも時刻はだいたい20時頃。

良い子はハミガキじょうずかな?と言いながら

「仕上げはおか~~ぁさぁ~~~ん」

と言いながらクチュクチュシャカシャカやってもらっているであろう。

 

そういえば最近、おかあさんといっしょの「ハミガキじょうずかな?」の歌っている人がperfumeになったのをご存じだろうか?

動画を挙げたいが、この3000文字企画の運営者である「なかの三世」に怒られてしまうので、気になった方は検索してみてほしい。

 

perfumeの名前わかんないけど全員かわいいと思うのは、私だけだろうか。

良い子はハミガキをしてトイレに行ったかな?

 

僕は当時悪い子だったのだろうか。

と過去を振り返りながらも、きもだめし会場についた。

会場と言ってもお寺である。

 

そのお寺の横道に100段以上ある階段があり、その頂上にば墓地がある。

今回のきもだめしルールはこれだ。

 

1.階段をのぼる

2.全てのぼりきらず、途中においてあるタバコを1本取る

3.階段を下りる

4.次の人へ

 

という流れである。
(タバコの部分は触れないでいただきたい。よくあるおもちゃのシュガーなんちゃらと想像してほしい)

 

ここで一つ問題が生じる。

誰がタバコを途中の場所にセットするかである。

 

同級生たちは

「おまえが行けよ」

「いやいや俺足痛いから無理だわ」

と擦り付け合い。

 

ラチがあかない為、私が

「しょーーがねえな俺が行くわ」

と言って、タバコを階段の途中にセットした。

 

帰ってきたら

「おまえすげーな」

「じゃあ誰から行く?」

と、ザッツきもだめしモードに突入しつつあった。

 

だが、一向に誰も行こうとしない。

別に上から目線とかそういうことではないが

 

おまえら・・・・ビビりすぎだろ・・・。

またラチがあかないため、私が

「じゃあもーーーーー俺が1本タバコ取ってくるわ!」

と言って階段をのぼった。

 

そして途中にあったタバコ(というか自分でセットしたから場所は分かっている)を1本取り、階段を下りた。

 

「おかえり!」

「よっし!次は誰行く??」

やっときもだめしの始まりだ。

 

 

 

そう思っていたのだが、同級生の1人が

 

「もう、きもだめし良くない?」

「家帰ってゲームしようぜ」

と言い出した。

 

本末転倒である。

あっとおどろく又五郎である。

 

正直かなりイラってした。

階段を3回ものぼることになるとは思わなかった。

 

もうどうでもよくなった私は、階段の途中にあるタバコを回収して帰宅した。

当然、幽霊など何も出なかった。

 

 

 

と、ここで終わればなんてことないきもだめしなんだが

もう少し話をさせてほしい。

 

Q:なぜ同級生がそこまで怖がったのか?

読んでいたあなたはこんな風に思わなかっただろうか?

「ちょwwもたろうの同級生怖がりばっかじゃんww」

と。

 

だが、私は怖がる理由も少しわかる。

実はこの階段をのぼった先に、トイレが設置してある。

そのトイレで数年前に、バラバラ死体が発見されたのだ。

 

確か女性で30代~50代の遺体だったそうで。

犯人は既に捕まっていたが、風のウワサで

「その死体の霊が出る」

と言われていたらしい。

 

では次の疑問

Q:なぜ、もたろうは怖くないのか?

私もそのバラバラ死体があった事件は知っているが、怖がったりはしていなかった。

もちろん当時、霊的なものは信じていないがホラー映画は怖いと思う。

SAWという映画も見て怖かったし、ホラー態勢はそれほど強くはない。

 

だが、この階段は私と当時買っていた犬の散歩コースの1つでもあったのだ。

だからぶっちゃけ慣れていたし、怖いとも思わなかった。

連続した階段の為、犬の足に負荷がかかりやすいからあんまり使っていなかった散歩コースだが、階段をのぼり切ることは容易だった。

そのため、階段の途中でタバコをセットするのも問題ないし

きもだめしもなんてことなかった。

 

驚かし役でおばけがいるわけでもないし。

もし本当におばけと会っていたのなら、今の私は夜道を通る時も全力で「となりのトトロ」を歌いながら帰路に着くだろう。

そもそも夜道恐怖症になったら、仕事で残業どころではなくなる。

夜が怖いのなら定時で帰らなきゃいけないし、冬の季節であれば定時前にあがらなければすぐ夜道になる。

 

あの時本当に幽霊とかそういうのに出会わなくて良かった。

 

それから数年が経って、高校生くらいの時にふときもだめしのことを思い出した。

その時は実家にあったソファで横になりながら、なんとなく昔のことを思い出していた。

 

そうこうしているうちに、眠気が襲って寝てしまった。

だが、寝ている時に呼吸がしづらくなってしまった。

 

俗にいう金縛りDA☆

今思えば、身体が疲れていたからかもしれないが

 

疲れている

つかれている

 

つまり、霊にとりつかれているとも解釈できるのではないだろうか。

かなしばりで呼吸がしづらくなり、もしかしたらこのまま死んでしまうのではないか?と当時ガチで思った。

本当に死ぬかと思ったのだが、息を深く吸って吐いてと意識し

「自分は動ける、動ける、動ける、動ける」

と暗示をかえたら、金縛りが解けた。

 

汗はめちゃくちゃかいていて、びっしょりだった。

体感時間でおそらく2時間くらい経過していたと思ったが、30分くらいだった。

今思えば、あれがバラバラ死体の女性の霊なのかもいれないし

自分が疲れていたからなのかもしれない。

 

今となってはその現象を確かめる術はない。

真実はなんだったのだろうか。

そんな私の青春時代の話・・・。